ある学園の写真に目が留まりました。
きちんと制服を着た子どもたちが、広々としたグラウンドで輪になって遊んでいる様子。
その表情には作り物ではない、素直な笑顔があって、「この空気、何かが違う」と感じたのが始まりでした。
自然体の“多様性”が、教育の真ん中にある
武蔵野東学園という場所は、自閉症のある子もそうでない子も分け隔てなく学ぶことを大切にしているそうです。
いわゆる“インクルーシブ教育”と呼ばれる考え方ですが、この学園ではそれが特別なことではなく、“日常”として根づいているように見えました。
共に過ごすからこそ育つ、目に見えない力
ある子は言葉が少しゆっくり。でも絵を描かせたら誰にも負けない。
ある子は運動が得意。でも教室ではちょっと緊張しがち。
そんな子どもたちが、互いの得意と苦手を自然に理解し合っているように感じられるのが、この学園の特徴なのだと思います。
親としての目線で思うこと
自閉症のお子さんが、集団の中で安心して過ごし、自信をつけていける環境。
健常のお子さんが、他者へのまなざしや寛容さを、日々の体験から育てていける空気。
どちらのご家庭にとっても、この学園での時間は「人生の土台」を形づくる意味あるものになりそうだと感じます。
印象に残るのは、子どもたちの表情
何よりも心に残ったのは、どの子もとても「自分らしく」そこにいること。
目線の高さがそろっていて、誰かが無理をしているような雰囲気がない。
この“自然さ”こそが、きっとこの学園の本質なのだろうと思います。
コメントを残す