子どもが毎日をどんな環境で過ごすかは、その子の未来を大きく左右します。
そして、学び方の“土台”は、受験や進学だけでなく、生き方そのものにまで関わってくるもの。
受験や進学がゴールじゃない場所
武蔵野東学園を見て感じるのは、「偏差値」や「ランク」にとらわれない価値観が根づいているということ。
もちろん進学実績も気になる要素ではありますが、それ以上に、子ども自身が納得して次のステージへ進める力を育てているように感じます。
「どう生きるか」を学ぶ日常
毎日の生活の中で、自分と違う他者と関わり、自分の得意・不得意に向き合う。
それを繰り返す日々は、学力という枠にとどまらない“人間としての地力”を鍛えてくれる。
これは、どんな道に進んでも、きっと強みになるものです。
“居場所”がある子は、強い
子どもにとって、自分らしくいられる場所があるということは、それだけで心の支えになります。
その安心感があるからこそ、新しい環境にも前向きに飛び込める。
「自己肯定感を育てる学園」としての側面は、将来の可能性をひらく静かな後押しになっているのではないでしょうか。
進路が「選べる」ことの意味
武蔵野東学園の教育は、いわゆる「普通の進学先」だけでなく、それぞれの子どもにとって最善の進路を一緒に考えていくスタンスだと感じます。
それは、自閉症児であっても、健常児であっても、「選べる人生」への第一歩を支えてくれるということなのだと思います。
子どもが未来を信じられる学び
この学園の取り組みや空気にふれると、「この子は、どんな未来でも大丈夫かもしれない」と、自然に思えてくる。
そんな前向きな気持ちになれる環境って、実はとても貴重です。
次回は、保護者や先生方の関わり方についても考えてみたいと思います。
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