投稿者: mibakoshi

  • 「この学びは、きっと未来につながっていく」──武蔵野東学園とその先


    子どもが毎日をどんな環境で過ごすかは、その子の未来を大きく左右します。

    そして、学び方の“土台”は、受験や進学だけでなく、生き方そのものにまで関わってくるもの。

    受験や進学がゴールじゃない場所

    武蔵野東学園を見て感じるのは、「偏差値」や「ランク」にとらわれない価値観が根づいているということ。

    もちろん進学実績も気になる要素ではありますが、それ以上に、子ども自身が納得して次のステージへ進める力を育てているように感じます。

    「どう生きるか」を学ぶ日常

    毎日の生活の中で、自分と違う他者と関わり、自分の得意・不得意に向き合う。

    それを繰り返す日々は、学力という枠にとどまらない“人間としての地力”を鍛えてくれる。

    これは、どんな道に進んでも、きっと強みになるものです。

    “居場所”がある子は、強い

    子どもにとって、自分らしくいられる場所があるということは、それだけで心の支えになります。

    その安心感があるからこそ、新しい環境にも前向きに飛び込める。

    「自己肯定感を育てる学園」としての側面は、将来の可能性をひらく静かな後押しになっているのではないでしょうか。

    進路が「選べる」ことの意味

    武蔵野東学園の教育は、いわゆる「普通の進学先」だけでなく、それぞれの子どもにとって最善の進路を一緒に考えていくスタンスだと感じます。

    それは、自閉症児であっても、健常児であっても、「選べる人生」への第一歩を支えてくれるということなのだと思います。

    子どもが未来を信じられる学び

    この学園の取り組みや空気にふれると、「この子は、どんな未来でも大丈夫かもしれない」と、自然に思えてくる。

    そんな前向きな気持ちになれる環境って、実はとても貴重です。

    次回は、保護者や先生方の関わり方についても考えてみたいと思います。

  • 「ここには、ちがいが力になる空気がある」──武蔵野東学園についての考察


    ある学園の写真に目が留まりました。
    きちんと制服を着た子どもたちが、広々としたグラウンドで輪になって遊んでいる様子。

    その表情には作り物ではない、素直な笑顔があって、「この空気、何かが違う」と感じたのが始まりでした。

    自然体の“多様性”が、教育の真ん中にある

    武蔵野東学園という場所は、自閉症のある子もそうでない子も分け隔てなく学ぶことを大切にしているそうです。

    いわゆる“インクルーシブ教育”と呼ばれる考え方ですが、この学園ではそれが特別なことではなく、“日常”として根づいているように見えました。

    共に過ごすからこそ育つ、目に見えない力

    ある子は言葉が少しゆっくり。でも絵を描かせたら誰にも負けない。

    ある子は運動が得意。でも教室ではちょっと緊張しがち。

    そんな子どもたちが、互いの得意と苦手を自然に理解し合っているように感じられるのが、この学園の特徴なのだと思います。

    親としての目線で思うこと

    自閉症のお子さんが、集団の中で安心して過ごし、自信をつけていける環境。

    健常のお子さんが、他者へのまなざしや寛容さを、日々の体験から育てていける空気。

    どちらのご家庭にとっても、この学園での時間は「人生の土台」を形づくる意味あるものになりそうだと感じます。

    印象に残るのは、子どもたちの表情

    何よりも心に残ったのは、どの子もとても「自分らしく」そこにいること。

    目線の高さがそろっていて、誰かが無理をしているような雰囲気がない。

    この“自然さ”こそが、きっとこの学園の本質なのだろうと思います。